もろみ酢と黒酢は色が似ているためよく間違えられるようです。

ですが、全く同じではありません。

アミノ酸はどちらに多く含まれているのかも気になる点ですね。

ここでは、知っておきたいもろみ酢と黒酢の違いと、二つに含まれるアミノ酸の種類についてご紹介いたします。

<もろみ酢と黒酢の違いは?>
二つの違いは製造方法や原料などもありますが、一番の違いは主成分にあります。

【もろみ酢と黒酢の主成分は?】
黒酢は酢酸が主成分なのに比べて、もろみ酢はクエン酸が主成分です。

黒酢の酢酸は体内でクエン酸に変化した後身体に働きかけますが、もろみ酢のクエン酸は摂取するとすぐに効率よく体の中で使われます。

また、黒酢の酢酸は口に含むとつんと来る刺激臭と強い酸味がありますが、もろみ酢のクエン酸は、刺激臭がなく、まろやかな酸味が特徴です。

JAS規格では、黒酢は食酢に分類されていますが、もろみ酢は主成分がクエン酸なので食酢ではなく飲料に分類されています。

【製造方法と原材料は同じなの?】
もろみ酢も黒酢もお米と麹菌から作られていますが、それぞれ違いがあります。

もろみ酢はタイ米と黒麹菌を使いますが、黒酢は玄米を原材料にしてアルコール発酵させています。

黒酢は熟成期間が長く1~3年かけて作られますが、もろみ酢は意外に早くおよそ3週間で出来上がります。

【作られている地域は?】
もろみ酢は沖縄県のみで作られていますが、黒酢は主に九州南部、特に鹿児島県で多く作られています。

黒酢の中でもカメツボ仕込みの玄米黒酢となると、鹿児島県伝統の製造方法で、江戸時代の頃から今に伝えられています。

<アミノ酸の種類はどちらが豊富?>
もろみ酢も黒酢もアミノ酸が豊富に含まれていますが、成分量は製造元によってそれぞれ違いがあるので、含まれるアミノ酸の種類を比べてみました。

【含まれるアミノ酸の種類は?】
人の身体に必要なアミノ酸は全部で20種類と言われています。
中でも必須アミノ酸は9種類あり、体内で合成することができないため食事などで補わなければなりません。

もろみ酢には、アミノ酸は全部で19種類、そのうち必須アミノ酸が9種類すべて含まれています。

一方黒酢はアミノ酸が全部で17種類、そのうち必須アミノ酸が8種類となっています。

どちらもアミノ酸がバランスよく含まれているのですが、もろみ酢の方が2種類ほど多く含まれていますね。

<アミノ酸の種類が多いのはもろみ酢!>
もろみ酢も黒酢も九州南部の特産品で、色も似ているため、同じものと思ってしまいがちです。

ですが、それぞれに違った製法で作られ、主成分や酸味にも違いがあります。

お料理に強い酸味を活かしたいときは黒酢、スッキリとドリンクで飲みたいときはもろみ酢という風に使い分けてもいいかもしれませんね。

もろみ酢の方が少しだけアミノ酸の種類が多いということは覚えておいてくださいね!